元イタリア代表FWで現在セリエCエンテッラの練習に参加しているアントニオ・カッサーノ(36)が、現在のセリエAやイタリア代表に苦言を呈した。9日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

カッサーノは「今のセリエAはレベルの低い選手が多い」とばっさり。「私がサッカーを始めた頃、フィオレンティナは7番手だったが、ルイコスタ、バティストゥータ、エジモンドらがいた。今はユベントスだけが強力なチームになっている。ユベントスのロナウドとACミランのイグアインを除いて、あの頃のサッカーができる選手がいるだろうか」と続けた。

またイタリア代表についても「私はビエリ、トッティ、デルピエロらと一緒にプレーしていた。時にはモンテッラ、キエーザ、ディナターレが代表に招集されないこともあった。今はセリエAで2戦連続出場して1ゴールすればもう代表に呼ばれる。その理由はただ1つ。強い選手がいないということだけだ」と手厳しかった。