元ドイツ代表で主将を務めたMFミヒャエル・バラック氏(42)は、同国代表のレーウ監督について「W杯後に辞めるべきだった」と主張したと、11日付の独紙ビルトが報じた。

王者として臨んだW杯(ワールドカップ)ロシア大会では1次リーグでメキシコと韓国に敗れ、決勝トーナメントすら進めなかった。ファンを失望させたにも関わらず、レーウ監督は続投した。これにはバラック氏も「他の多くの人と同様に、彼が仕事を続投したことに驚かされた。もう長いことチームを率いている。彼くらい長くチームにいると機能しなくなってしまうことがある」とコメント。敗戦の責任を取り「プロフェッショナルに」退くべきだったと話した。

さらにドイツ・サッカー連盟のラインハルト・グリンデル会長が同監督への信頼を、あまりに早く口にしたことを批判した。同氏は「W杯は大きな失望だった。そしてそれには理由があった。真剣に分析をするべきであり、監督続投がすでに決まっているのに『それを分析する』と口にすべきではない。それは本当の分析ではない」と、協会にも批判が及んだ。