リーグA1組でオランダが2-2でドイツと引き分けて勝ち点7とし、準決勝進出を決めた。既に日程を終えていたフランスと勝ち点で並び、直接対決の得失点差で上回った。ドイツは同2で最下位。

ドイツは前半9分にウェルナー、同20分にサネが得点して主導権を握ったが、後半40分、同ロスタイムに失点して引き分けどまり、同大会未勝利に終わった。

先制点を決めたウェルナーは「残念だった。後半40分まですべてコントロールしていたし、3-0にすることもできた。最後は自分たちの頑張りが報いれられずに、またすべてが傾いてしまった」と振り返った。

2点目をアシストしたクロースは「苦い結果になってしまった。結果は今日の試合内容と合致するものではないが、今年はこうしたことが多くあった。ふたを閉じることができなかった。みんな多くの部分でうまくいったという感触を持っていると思う。でも最後にミスしてしまったことが引っかかっている。チームにとっていい結果が好作用すると思ったが」と落胆していた。

2点目を決めたサネは「結果は腹立たしいものになってしまった。僕らは早い段階でゴールを決めて、さらに追加点を決めることもできた。3点目を決めなきゃいけなかった。そうしたら試合はこっちのものだった。でも別の方向に流れてしまった」と話した。

一方、オランダ代表のロナルド・クーマン監督は「グループ首位となった。素晴らしいことだ。来夏に大事な試合が2つ増える。選手にはハーフタイムにこう言ったんだ。1-2にすることができたら同点にできるって」と満足そうだった。