日本代表FW南野拓実(23)が所属するザルツブルク(オーストリア)が首位で1次リーグ突破を決めた。南野はトップ下で後半30分から途中出場。攻撃の形は作ったが、シュートには持ち込めなかった。

チームは5戦5勝で首位通過。この日は途中出場だったが、1次リーグ突破に貢献した南野は「チームとして1次リーグ突破を勝利で飾れて良かったと思う。タフな試合だったけど、勝ち切ることができて良かった」とうなずいた。

ゴールに貪欲な森保ジャパンの新エース候補。0-0で監督から指示を受けている時に味方が得点し、それが決勝点となった。「正直に言えばやっぱり0-0で自分が決められればというイメージでいたし、でもチームでいい形で取った点だったので。あの点が入った瞬間に攻撃をシフト置くよりも、セカンドボールとかそいう球際のところで負けない方がチームとしては重要になるなと感じた。難しい入り方でしたけど結果的に1-0で勝てて良かった」。

チームは決勝トーナメント進出が決定。「個人的にはプレミアリーグと試合したことがないので、プレミアリーグのスタジアムとかでやりたい」。日本代表でも中心として活躍する23歳は、今冬のステップアップについても言及した。「自分の行きたいリーグ、チームから話があれば、すぐにでも勝負してやるという気持ちはある。チームでそれは言えないけど。選手としては常に次のステップへという気持ちはあります、正直」と素直な気持ちを明かした。

特に欧州チャンピオンズリーグ(CL)への気持ちは強い。「(CLに)出たい。やっぱりCLは特別なリーグだと思うし、そこを経験しているかしていないかでサッカー選手としての格が違うと思う。でも今は欧州リーグで決勝トーナメントに行けばCLレベルの試合になることもあるし、そういうチームもくる。そこでまた結果を出せれば、そういうところでプレーできるチャンスが広がってくるんじゃないかと思う」と目標を明確にした。