ベルギー1部シントトロイデンのFW鎌田大地(22)は、日本代表の森保監督が視察に訪れたホームでのスタンダール戦に2トップの一角としてフル出場し、今季リーグ戦10点目を挙げた。同僚の日本代表DF冨安健洋(20)も3バックの右でフル出場。同MF遠藤航(25)はベンチ入りも出番なしに終わり、公式戦3試合ぶりの欠場となった。

鎌田が欧州に所属する日本人選手の中で最速となる今季リーグ戦10得点に達成し、森保監督へ猛アピールした。前半46分、左からの横パスをファーストタッチでDFを置き去りに。そのままスピードに乗ってペナルティーエリア内に進入し、GKまでかわして左足で決めた。鮮やかな得点に「1対1で勝てる自信があるので、ゴール前だったら特に仕掛けようと思ってます」と自信を口にした。

出場12試合での2桁得点到達は日本人最速だが、複数得点は2点が1度だけ。1得点が8試合と毎試合安定した結果を残すタイプだ。3戦連発を2度記録するなど、森保監督も期待を寄せている。代表入りに「もちろん目標ですが、1度も入っていないので」と控えめ。「アジア杯で入りたいですが、今はチームでいいプレーをしたいという気持ちの方が大きい」と目の前の試合に集中している。