元サンフレッチェ広島のDF塩谷司が所属する開催国代表のアルアイン(UAE)が2-2からのPK戦を5-4で制し、南米代表のリバープレート(アルゼンチン)を下す大金星を挙げて決勝進出を決めた。塩谷は左サイドバックでフル出場し、2点目をアシストするなど勝利に貢献した。

アルアインは前半3分、右CKからFWベリがニアで頭ですらしたボールが相手GKアルマーニの足に当たってゴールに転がり込んで先制したが、同11分にゴール前の混戦から相手FWボレに流し込まれ、同16分にもボレにGKとの1対1を決められて勝ち越しを許した。しかし後半6分、左サイドで塩谷からのスルーパスを受けた元鹿島アントラーズMFカイオがペナルティーエリア内に進入し、ドリブルから右足シュートを決めて同点に追いついた。

スコアはこのまま動かず、PK戦に突入。アルアインは1番手のカイオが相手GKの逆を突いて右へ決め、2番手の塩谷もゴール右上へ豪快に決めるなど5人全員が成功。リバープレートも4番手までは成功したが、5番手のMFペレスのゴール右を狙ったGKエイサが見事にセーブして勝利を手にした。

塩谷にとってリバープレートは広島時代の15年大会の準決勝で0-1で敗れた相手。見事にリベンジを果たした。決勝では欧州代表のレアル・マドリード(スペイン)と鹿島の勝者と対戦する。