日本代表MF中島翔哉(24)のカタール1部アルドゥハイル移籍が3日、決まった。クラブが、ポルトガル1部ポルティモネンセから獲得したと発表した。

先月30日にポルトガル南部ポルティマンから、アルドゥハイルが本拠を構えるカタールの首都ドーハへ入っており、この日までにメディカルチェックや正式サインが完了した。ポルティモネンセとは22年夏まで契約を残していたため、関係者によると、移籍金は3500万ユーロ(約43億7500万円)。01年のMF中田英寿の約32億円(ローマ→パルマ)を超えて日本人最高額になった。

J1東京から自身初の海外挑戦となったポルトガルでは、昨季10得点12アシストと大ブレーク。今季も前半戦5得点6アシストの成績を残していた。今回のアジア杯は負傷離脱したが、MF香川真司(ベシクタシュ)不在の今の代表では10番を背負っている。

昨季王者のアルドゥハイルは今季、第15節を終えたリーグ戦で2位。世界的名将ジョゼ・モウリーニョ氏の下で学んだポルトガル人のルイ・ファリア氏が今年1月に監督になった。アジア杯決勝で日本を破る先制オーバーヘッド弾を決め、MVPと大会史上最多の通算9発での得点王に輝いたカタール代表FWアリが所属している。今冬にはユベントスからモロッコ代表DFベナティアも加入。中島との写真をSNSにアップし、移籍を“フライング発表”していた。