日本代表で約9カ月ぶりにプレーしたMF香川真司(30=ベシクタシュ)が28日、成田からトルコへ出発した。同国で31日に統一地方選があるため今週末のリーグ戦が開催されず、海外組で唯一、1日遅れの離日となった。4月8日の敵地リゼスポル戦へ向け「ここからどれだけコンディションを上げられるか。覚悟を持ってやりきっていきたい」と決意を込めた。

昨夏のワールドカップ以来の代表戦となる22日コロンビア戦は、後半20分から途中出場。地元神戸での26日ボリビア戦は、先発して初のゲーム主将も任された。2試合で無得点に終わったものの、試合後は「久々の代表は刺激的で考えさせられた。感じた課題をベシクタシュに持ち帰って、残り2カ月、やり続けていく」と前向きに話していた。

決意を新たに空港に現れた香川の隣には、所属事務所の薗田淳氏(30)の姿があった。川崎フロンターレなどでプレーし、J3ブラウブリッツ秋田に所属した昨季限りで引退した元U-23日本代表DF。2月1日からマネジメント業に転身し、香川をはじめ国内外の契約選手の生活をサポートすることになった。ロンドン・オリンピック・アジア予選にも出た元プロ選手の支えがあれば、よりプレーに集中できる環境が整いそうだ。