トルコ1部ガラタサライに所属する日本代表DF長友佑都(32)が、本田圭佑にならって、ぶち上げたツイッター上での「1万円を支払って教える」企画で、某有名大学サッカー部員と思われる人物からの失礼なリプライに激怒した。

5月30日、「僕が1万円払うので、僕にフィジカルトレーニングを教わりたい人っていますか? ただ条件があって本気でワールドカップを優勝したいという人に限り、そして僕が教えたい人を好きに選びます!僕がお金を払って教えます」と参加者を募集していた。

これに大学サッカー部員とみられるアカウントから「僕が1万円払うので、(長友の妻の平)愛梨とフィジカルトレーニングしていいですか?ただ、僕のワールドカップを初優勝させてもらいます」と、からかうようなリプライをした。

最愛のアモーレをいじられた、ことで長友は激怒。「名門○○大サッカー部の人間がこれか。だせーな」と、応戦した。その後、怒りの理由として「何事もスルーして見て見ぬ振りすることは簡単で楽なんだよ。でもその人やその周りに伝えたいメッセージがあるときは、どう思われようと俺は伝えるよ。気づきで人は変われるから。あと家族や愛する人を侮辱する人には立ち向かうよ」と熱いメッセージを記した。

「完全に笑えない」など、長友擁護が圧倒的に多かった。だが中には一般人相手に「長友さんは冗談も通じないの?」と反論もあった。この問いに長友は「冗談? 冗談だったら何を言ってもいいのか?」などとまたも応戦した。

その後、騒動は急展開。日本代表合流を前に、1日夜、長友はツイッターで「彼が謝罪に来てくれた。誰だってミスや過ちはある。名門サッカー部の看板を背負っているという誇りと責任を胸に、後輩たちの見本となる人間になってほしい。彼の今後を応援します!」とつぶやいた。

どうやら「彼」が直接謝罪し、長友も大人の対応で、今後に期待を寄せた。一時は「家族や愛する人を侮辱する人には立ち向かうよ」と、戦う姿勢を強調していた日本代表の左サイドバックだが、サッカー界の大先輩として、厳しいしつけと、優しく許す32歳の大人の男の振る舞いで、気持ちよく日本代表に合流する準備を整えた。