元イタリア代表のマルコ・マテラッツィ氏は、2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の決勝で、対戦相手のフランス代表だったジダン氏(現Rマドリード監督)から受けた頭突きを、自身のインスタライブで振り返った。3日付のスペイン紙アス電子版が報じた。

決勝の延長後半に、マテラッツィ氏が何かを発した後、戻ってきたジダン氏から頭突きを食らった。もちろんジダン氏は退場となり、この事件は世界中で話題となった。

マテラッツィ氏は「(ジダン氏と)ペナルティーエリア内で接触があった。彼が延長前半にゴールを決めそうだった。だから(リッピ)監督からしっかりとマークするよう言ってきた」と、指揮官から徹底マークをするように指示されていたことを明かした。

そして事件の場面について「最初の接触で謝罪したが、彼は良い反応を見せなかった。そして、3度目の時に彼は眉をひそめて『後で君にユニホームをあげるよ』と言ってきた。だから私は『ユニホームよりも君の姉妹の方がいい』と答えたんだ」と回答。サッカー史上最も有名な事件の1つである「ジダンの頭突き事件」の真相を明かした。(高橋智行通信員)