ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(36=ユベントス)の古巣マンチェスター・ユナイテッド復帰が決まった。両クラブが合意し、マンチェスターUが27日に発表した。

契約は23年6月までの2シーズンで、複数の海外メディアによるとユベントスには移籍金2300万ユーロ(約29億9000万円)が支払われるもよう。今後はメディカルチェックを経て正式サインとなる。

当初から“ライバル”マンチェスター・シティー移籍の可能性が報じられてきたが、27日に状況が一転。英マンチェスター・イブニングニューズ電子版によると、ロナウドを説得するために恩師アレックス・ファーガソン氏が本人と話をし、古巣復帰を呼び掛けたという。

またスールシャール監督も「ユベントスを離れたいなら、我々がここにいることを彼も分かっていると思う」とラブコールを送るなど、ロナウド獲得が本気だという姿勢を見せた。そんな周囲の熱意が届き、ロナウドもマンU復帰を決断したようだ。

ロナウドは27日午前、ユベントスの練習を欠席。あいさつのためだけにクラブハウスに姿を現し、その後、プライベートジェットで英国入りした。ユベントスのアレグリ監督は「昨日(26日)クリスティアーノが『もうユベントスでプレーする意思はない』と伝えてきた」と同FWが退団する見通しだと説明していた。