スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(20)が膝のけがでチームを離脱するとともに、10月の日本代表への合流が不可能となった。

23日、久保は自身のインスタグラムを更新。モノクロの写真に「昨日の試合中のワンプレーで膝を怪我してしまい、少しの間チームを離れることになってしまいました。とても重要な時期にチームと代表の力になれないことはとても悔しいですが、今度はピッチ外から応援をしたいと思います。そして1日でも早く復帰をしてチームの力になれる様に今自分にできることを頑張ります」とコメントをつけた。

久保は22日、所属元であるレアル・マドリードとのアウェー戦で右膝を痛めた。自ら申し出て途中で退いた。試合後、現地紙「ウルティマ・オラ」が、試合後に松葉づえを使って宿泊先ホテルの階段を上がる久保の姿を報じ、次節26日のオサスナ戦は出場が難しいと指摘していた。

日本代表にとっても、大打撃だ。10月に行われるワールドカップ(W杯)アジア最終予選2試合の日本代表招集が、不可能となった。

日本代表発表は28日だが、久保の招集は確実とみられていた。そんな中、久保が自ら代表招集に応じられる状況ではないことを発信した。

W杯アジア最終予選でまさかの黒星発進した森保ジャパンは、久保を先発に抜てきした第2戦の中国戦で勝ち、ひと息ついたが、10月の2試合はサウジアラビアとオーストラリアの同組の強豪が相手で、前半戦のヤマ場と目されている。久保不在での戦いを強いられることになった。