<セリエA:インテルミラノ2-1フィオレンティナ>◇16日◇フィレンツェ

 左サイドバックでインテル・ミラノ移籍後初先発したDF長友佑都が、まずまずの働きを見せた。持ち前の運動量を生かし、攻守でチームにリズムを生み、敵地で先制点に貢献。周囲の動きとまだ合わない場面も見られたが、昨季の欧州王者の一員に徐々に溶け込んできた。

 前半6分、自陣からカウンターで駆け上がると、右からエトーがゴール正面に詰めた長友にクロスを送った。これが相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに入る貴重な先制点。その後も左サイドでスナイダーらにパスを送ってチャンスをつくる場面はあったが、自身は「前半はミスが多かったし、硬い部分があった」と辛口だった。

 疲労の蓄積からか、動きが落ちてきた後半27分で交代。「まだ全然ですね。これからもっと良くなっていく感じ」と控えめに話した。声がかれたレオナルド監督に代わって報道対応したバレージ・コーチは「彼(長友)を信頼して先発させた。初めてにしてはよくやった」と評価した。

 [2011年2月17日10時59分]ソーシャルブックマーク