アルゼンチン代表前監督のマラドーナ氏は23日、テレビ番組で、1994年のW杯米国大会出場を決めた93年の大陸間プレーオフのオーストラリア戦前に、アルゼンチン代表が禁止薬物を服用したと発言した。

 マラドーナ氏は「コーヒーの中に何かを入れられたことで、より多く走ることができた」などと暴露し、アルゼンチン協会のグロンドーナ会長は薬物の事実を知っていたと糾弾した。マラドーナ氏は2010年W杯南アフリカ大会後に代表監督の続投を要望したが、契約更新をしなかった同会長に不満を抱いている。