<ブンデスリーガ:ドルトムント1-0ブレーメン>◇17日◇ドルトムント

 ドルトムントMF香川真司が、ホームで行われたブレーメン戦にトップ下で先発フル出場。前半8分、相手CKからのカウンターでボールをつなぎ、グロスクロイツのクロスをギュントガンが折り返し、それを頭で決めた。この日は香川の23歳のバースデー。今季リーグ戦9点目で、自らを祝い、昨季記録した8得点を上回った。前半24分には、中央でボールを受け、絶妙のトラップで鋭く切れ込み、左足でシュート。惜しくもポストにはね返された。前節のアウクスブルク戦では同じ日本代表のMF細貝萌の密着マークに苦しみ無得点。試合も0-0で連勝も8で止まった。そのうっぷんを晴らすように、積極的にゴールへ向かう姿勢を見せた。

 後半1分にも、ゴール中央で惜しいシュートを放つなど、相手ゴールを脅かしたが2点目は生まれなかった。これで、チームは20試合連続無敗のクラブ記録を樹立。残り8試合。2ケタ得点であと1点と迫った香川は、98~99年シーズンのイタリア・セリエAペルージャMF中田英寿(10点)、06~07年シーズンのブンデスリーガ・フランクフルトFW高原直泰(11点)に次ぐ、欧州1部リーグ日本人3人目の2ケタ得点へ大きな可能性が広がった。