国際サッカー連盟(FIFA)は25日、ブダペストで総会を開き、理事会に初めて女性理事を加えるなどの定款の改正を決議した。金銭絡みの不正疑惑が続いたFIFAの組織改革の一環。

 来年の総会では会長や理事は選出時に72歳以下とすることや、役員の任期を会長は8年まで、理事は12年までとする制限の導入を目指すことが報告された。ワールドカップ(W杯)開催地決定は、理事だけで投票する現行方式から全加盟協会による投票で決める方式に規則を変更する方針。

 FIFAが定めたことし9月以降の国際試合日に各国・地域代表で活動する全選手に保険をかけるための5000万ドル(約40億円)の支出を含む2013年の予算案を承認した。また南スーダン協会の加盟を認めた。加盟協会数は209になった。