ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーが、欧州選手権1次リーグでは「ジョーカー」になると、5月31日付独紙ビルトが報じた。

 同日ドイツ代表は親善試合イスラエル代表戦があるが、シュバインシュタイガーは出場しない。左足ふくらはぎ打撲の痛みがとれず、内出血もあるという。ヨアヒム・レーウ監督は「リスクを冒すつもりはない」と休養させる。欧州チャンピオンズリーグ決勝後、代表合宿に合流してからボールを使った練習はできず、筋トレや治療に時間を費やしている。

 今季のシュバインシュタイガーは、秋に鎖骨を折って長期離脱、復帰後は足首の靱帯(じんたい)を損傷した。チームマネジャーのオリバー・ビアホフは「欧州選手権出場が危ぶまれるなら、監督は選出しなかったはずだ。別メニューで準備を進めていくし、大きな問題にはならない」と話す。ただし、故障が回復してもチームのリズムに乗るには時間が必要。レーウ監督は、1次リーグではMFトニー・クロース、MFサミ・ケディラを先発させるつもりのようだ。