国際サッカー連盟(FIFA)が、ロンドン五輪で竹島(韓国名・独島)の韓国領有を主張するメッセージを掲げた男子の朴鍾佑(韓国)に対し、代表戦2試合の出場停止と3500スイスフラン(約31万円)の罰金処分を科した。韓国サッカー協会が3日、明らかにした。

 国際オリンピック委員会(IOC)が今後、この決定を基に、留保している同選手への銅メダル授与の是非を判断する。

 同選手は3位決定戦で日本を破った試合後にメッセージを掲げた。FIFAは11月20日の規律委員会でこの行為が懲戒規定などに違反したと判断した。韓国協会にも警告処分を出した。

 聯合ニュースによると、同選手は「懲戒結果を謙虚に受け止め、今回の経験を今後の成長の糧としたい」とコメントした。