プレミアリーグで、日本代表MF香川真司が所属するマンチェスターUは8日、27シーズン指揮を執ったアレックス・ファーガソン監督(71)が今季限りで退任し、クラブの取締役になると発表した。19日に敵地でウェストブロミッジと対戦するリーグ最終戦が最後の試合となる。

 今季はオランダ代表FWファンペルシーや香川を補強して2季ぶり20度目のリーグ優勝を果たし、史上最多を更新した。クラブの公式サイトに「組織を強くし、将来性豊かな状態で離れたいと思っていた。今がふさわしい時期。リーグ優勝したチームの質と年齢構成は、高いレベルで成功し続けることを約束させる」とのコメントを寄せた。

 スコットランド出身のファーガソン監督は1986年に就任して2度の欧州チャンピオンズリーグ制覇をはじめ、リーグ優勝13度、FA杯の優勝5度など、クラブに数々のタイトルをもたらした。後任候補にはエバートンのモイズ監督、レアル・マドリード(スペイン)のモウリーニョ監督らが挙がっている。