<欧州リーグ:チェルシー2-1ベンフィカ>◇決勝◇15日◇アムステルダム

 勝敗を分けたのは劇的なゴールだった。1-1の後半ロスタイム、チェルシー(イングランド)はマタのCKに、イバノビッチがヘディングシュート。山なりのボールがゆっくりとゴールに吸い込まれ、優勝が決まった。

 殊勲のイバノビッチは「素晴らしい気分だ」と笑顔。ベニテス暫定監督も「ベンフィカがCKに弱点があるのは分かっていた。そこを狙おうと練習していた」と作戦勝ちを喜んだ。

 昨季の欧州CL決勝と同様、苦戦を乗り越えての栄冠だった。戦前は有利と予想されたが、相手の速い攻めに対応するのが精いっぱい。しかし、後半15分、GKのスローインからフェルナンドトレスが先制する。追い付かれはしたが最後に歓喜の瞬間が訪れ、指揮官は「クラブにかかわる全ての人にとって特別の夜になった」と相好を崩した。

 今季はCL連覇を狙ったが、1次リーグ敗退の屈辱を味わった。主将のランパードは「過去2年間は浮沈があった」と振り返った上で「今日は最高の時になった」。苦しいシーズンを有終の美で飾り、表情が和んだ。