国際サッカー連盟(FIFA)は15日、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の審判団を発表し、日本から西村雄一主審(41)、相楽亨副審(37)、名木利幸副審(42)が選出された。西村主審と相楽副審は10年W杯南アフリカ大会に続いて2大会連続、名木副審は初選出となった。

 西村氏は南アフリカ大会決勝で選手交代の援助などを行う「第4の審判員」を務めたほか、W杯で日本人4人目の主審として準々決勝のオランダ-ブラジルなど計4試合で笛を吹いた。相楽氏は西村氏が主審を務めた試合で副審を担当した。

 審判団は主審1人、副審2人の組み合わせで合計25組が選ばれた。前回大会は西村氏、相楽氏に韓国人副審を加えた組だったが、今大会は名木氏を含めて日本人3人による構成での選出となった。3人は昨年6月にW杯のテスト大会として行われたコンフェデレーションズカップでも審判団を務めた。