<欧州CL:Bミュンヘン3-1マンチェスターU>◇準々決勝◇9日◇ミュンヘン

 マンチェスターU・MF香川真司は左サイドの攻撃的MFでフル出場。運動量が多く、攻守両面で走り回っていた。

 コンディションは良好のようで、キレのある動きを見せていた。対面のBミュンヘンDFラームの攻め上がりを警戒しながら、DFエブラと共同でFWロッベンをケア。前半14分、裏のスペースをロッベンにつかれるが、しっかりと戻ってクリア。攻撃では相手プレッシャーにも落ち着いて対応し、巧みにボールをキープしながら、正確なプレーを見せていた。

 ロングボールが多くなるマンチェスターUの中で、香川のところにボールが収まった時はそこから良くチャンスに結びついていた。同17分にはバックラインからのロングボールを胸で上手くコントロールしてドリブル。左サイドのFWルーニーにパスを出し、自身はゴール前に。ルーニーのクロスはファーサイドのバレンシアが押し込んだが、オフサイドの判定。

 同29分、ペナルティーエリアすぐ外からオーバーラップしてきたエブレにスルーパスもオフサイド。同30分には自陣エリア付近でMFゲッツェからボールカット。

 後半6分、右サイドでうまくボールをキープし、味方にパス。同7分、中盤センターでボールを受けるとそのまま右足で20メートルのミドルシュートもGKがキャッチ。Bミュンヘンに勝ち越しを許してからは、ボールタッチ数も減ってしまった。同30分、MFエルナンデス交代に合わせて、トップ下に移行。同36分、FWヤヌザイの投入で再び左サイドとなった。