マンチェスターUのデービッド・モイズ監督(50)が、古巣エバートンのサポーターに「ブーイングではなく、敬意を払って」と、お願いした。

 モイズ監督は20日、マンUの監督に就任後、初めてエバートンの本拠地グディソン・パークを訪れて試合を行う。昨年12月4日にオールドトラフォードで行われたエバートン戦では、古巣のサポーターから激しいブーイングを浴び、試合も0-1で敗れる屈辱を味わった。

 英ミラー紙(電子版)が18日に報じたところによると、モイズ監督はMFフェライニ(エバートン→マンU)の引き抜きなどが、自分と古巣サポーターの関係をこじらせた一因だと説明。その上で「彼らがブーイングするのには理由があるかもしれないが、逆にマンUからだって多くの選手がエバートンに来てプレーしている」と理解を求めた。

 その上で「我々はエバートンのほとんどの選手を育て上げ、チームにした。可能な限り最高のチームを作ろうと何でもやった。できれば自分が指揮を執っていた時代を『良い時代だった』と言ってほしい」と希望した。