国際サッカー連盟(FIFA)のバルク事務局長は22日、6月12日のW杯ブラジル大会の開幕戦会場で、建設が遅れているサンパウロの競技場を訪れ「もう1分も無駄にできない。やるべき仕事がたくさん残っている」と強い危機感を示した。

 競技場は昨年11月に作業員の死亡事故が起きた影響で工事が大きく遅れ、ことし初めにも死亡事故があった。今後はW杯開幕戦に備えたテストマッチとして、5月17日か18日に地元のリーグ戦が開催される予定。