クイーンズパークを率いるハリー・レドナップ監督は、同クラブに所属する元イングランド代表MFジョーイ・バートン(31)に指揮官としての資質があると主張している。

 期限付きで加入していたマルセイユから昨夏にクイーンズパークに復帰したバートンは、ダービーとの昇格プレーオフを制し、1年でのプレミアリーグ復帰を決めたチームに貢献した。

 様々な問題発言や行動により、悪童としての名をほしいままにしているバートンだが、レドナップ監督は2013-14シーズンを通して、同選手の姿勢に感銘を受けた模様だ。英インディペンデント紙が指揮官のコメントを伝えた。

 「最初はマルセイユにいたから、正直あまり彼のことを考えていなかった。だが、彼はチームを後方から支えてくれた。ドレッシングルームでの彼は、本当に影響力のある素晴らしい選手だったんだ。思ってもみないことだった」。

 「彼は常に高いレベルのプレーをチームメートに要求する。それはドレッシングルームでのいつもの光景だった。ウィガンとの試合(プレーオフ準決勝第2戦)で、勝利をもたらしたのは彼がチームの手綱を握ったからなんだ」。

 「彼には間違いなく指揮官としてのメンタリティがある。彼はコーチングライセンスを取得するだろうね。いつもビデオで試合を分析している。練習後の5時半から毎日だ。そして、私にいつも様々な疑問をぶつけてくる。彼は常にフットボールのことを考えているんだ」。【超ワールドサッカー】