ブンデスリーガのドルトムントは17日、ドイツ代表DFマティアス・ギンター(20=フライブルク)を完全移籍で獲得したとクラブの公式サイトで発表した。

 契約期間は2019年6月までの5年で、背番号は28番に決定した。なお、移籍金は公表されていないが、ドイツのビルト紙によると、1000万ユーロ(14億円)以上の金額となったようだ。

 W杯ブラジル大会を制したドイツ代表メンバーのギンターを獲得したドルトムントのミハエル・ツォルクGD(ゼネラル・ディレクター)は「マティアスは、非常に知的で複数ポジションをこなせる能力を持ったドイツ国内トップクラスの選手だ。彼は常に我々の関心を集めてきた。我々は彼の獲得にとても満足している。また、彼がドルトムントへの移籍を望んでくれたことを誇りに思っている」と公式サイトでコメントした。

 一方、ドルトムントへの加入が決定したギンターは「僕は子供の頃からドルトムントのファンだったんだ。そして、現在お気に入りのクラブのシャツを着てプレーするチャンスを得ることができた。僕はこのクラブでのプレーを通じて更なる成長への足がかりにしたいと考えている。そして、シグナル・イドゥナ・パーク(ドルトムントの本拠地)の素晴らしい雰囲気を味わうことをとても楽しみにしているよ。W杯の休暇が明けた後、この素晴らしいチームの一員になれることを心待ちにしているんだ」と、新たな挑戦を心待ちにしていると語った。

 フライブルクの下部組織出身のギンターは、2012年に同クラブでトップチームデビュー。知将クリスティアン・シュトライヒ監督の薫陶を受けた若手DFは、卓越した戦術眼を武器に本職のセンターバックに加え、左サイドバックとボランチのポジションでリーグ戦通算70試合に出場した。また、2014年3月にドイツ代表デビューを飾った同選手は、出場機会こそ訪れなかったものの、W杯を制したドイツの優勝メンバーとなった。【超ワールドサッカー】