ウクライナリーグ5連覇をしているシャフタル・ドネツクの6選手が、帰国を拒否している。マレーシア航空のアムステルダム発クアラルンプール行き旅客機ボーイング777が、ウクライナ東部ドネツク近くのロシア国境付近で墜落した事件の影響を受け、19日にフランスでリヨンと親善試合を行った後、ウクライナに戻ることを拒否した。選手はブラジル人5人、アルゼンチン人1人の計6人。

 クラブのリナト・アフメトフ社長は21日、公式サイトで声明を発表。「6選手が、チームとともに帰国しなかったことは事実だ。しかし彼らは契約上の義務を持っている。何も恐れることはない。我々は、彼らの安全を保証する準備ができている」としている。

 シャフタル・ドネツクは、来週火曜日のスーパー杯ディナモ・キエフ戦が今季開幕戦になる。マレーシア航空機の墜落事故は、サッカー界にも影響を及ぼしている。