Aマドリードは28日、フランス代表FWアントワン・グリーズマン(24)の獲得に関して、所属先のRソシエダードとクラブ間で合意したと公式サイトで発表した。

 グリーズマンは、Aマドリードのメディカルチェックをパスした後、正式に契約をかわす予定。移籍金は公表されていないものの、スペインのAS紙はAマドリードが契約解除金3000万ユーロ(約42億円)を払うことになると報じている。

 Aマドリードは、今夏の移籍市場で、チームの得点源だったスペイン代表FWディエゴコスタ(チェルシー)と同代表FWダビド・ビリャ(ニューヨーク・シティー)元同国代表FWアドリアン・ロペス(ポルト)を放出した。

 先日、Bミュンヘンからクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチを獲得していたが、新シーズンに向けて攻撃陣の補強は急務と言われていた。そのなかでクラブはモナコやトットナム、アーセナルといったクラブとの激しい争奪戦を制し、グリーズマンの獲得に成功した。

 フランス出身ながらRソシエダードの下部組織で育ったグリーズマンは、2009年に同クラブのトップチームでデビュー。卓越した技術とスピードに加え、優れた得点能力を発揮し、昨シーズンのリーグ戦で16ゴールを奪う活躍を見せた。

 また、2014年3月にフランス代表デビューを果たし、W杯ブラジル大会に出場していた。【超ワールドサッカー】