日本人選手が所属するクラブの今季はどうなる?

 11日付の独ビルト紙が、ブンデスリーガ開幕(22日)を前に、各クラブの現状をチェックした。

 日本代表DF内田篤人(26)が所属するシャルケについては、辛口の評価だった。「けが人が多く、調子も良くない。テストマッチで4試合連続勝ちなし。けが人がすぐに戻ってくるようだと3位に入れそう」という。内田も負傷中で、早期復帰が待たれる。

 同代表FW岡崎慎司(28)のマインツも、あまり評価は高くない。「ヒュルマント新監督はまだ多くの仕事をしなければならない。特に主力が抜けた攻撃陣には補強が必要。リーグでは中位をキープできるだろう」と予想している。

 同代表のMF清武弘嗣(24)、DF酒井宏樹(24)のハノーバーについては上位を予想。「(練習試合)ラツィオ戦で3-1で勝利、調子を上げてきている。全体的なプレー内容は改善されている。1桁順位を達成できるのではないだろうか」という。

 MF細貝萌(28)、FW原口元気(23)のヘルタは、新加入した原口らに期待がかかるという。「7選手を獲得し、おそらくそのうち6人がスタメンで起用されそうだ。チームの選手層は質的にも量的にもアップした。中位は確実」と評価されている。

 日本代表MF長谷部誠(30)、MF乾貴士(26)が所属するフランクフルトは、少し厳しそう。「新監督、新チーム、新哲学。浸透するまで時間はかかる。(練習試合の)インテルミラノ戦ではうまくいった。難しい1年になるとも思われるが、降格の心配はなさそうだ」としている。

 DF酒井高徳(23)のシュツットガルトも、下位の予想。「新監督は攻撃的サッカーを目指しているが、時間はかかりそうだ。現実的に考えると8から12位の間」という。

 2部から昇格し、FW大迫勇也(24)、MF長沢和輝(22)が所属するケルンは「クラブは大迫勇也ら2人を獲得しているが、トップコンディションのFWヘルメスがいないと驚きを提供できない。長期欠場ともなれば、非常に厳しい残留争いに沈む」と予想されている。