マンチェスターCは11日、ポルトに所属するフランス代表DFエリアキム・マンガラ(23)を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は5年、移籍金の詳細は明かされていないが、推定3200万ポンド(約54億8000万円)に及ぶとイギリス複数メディアは報じている。

 7月の時点でメディカルチェックを済ませながらも、なかなか正式加入が決まっていなかったマンガラ。ポルト以外の第三者が同選手の保有権の一部を持っていることが取引を複雑化させていると見られていたが、ようやくマンチェスターC移籍が正式に決まった。

 シティ加入が決まったマンガラは、同クラブの公式サイトで「マンチェスターCはヨーロッパのトップクラブだ。ポルトを出て、マンチェスターCへ移籍することが選手として成長するための重要なステップだった。僕は野心家だ。だから、このクラブに来た。タイトルを獲得したいと思っているし、このクラブならそれが実現できるはずだ。プレミアリーグは世界最高のリーグ。イングランドに来ることができて本当に満足している。とても競争の激しいリーグ。1試合で多くのゴールが生まれるし、見ていて楽しいリーグでもある。開幕が待ちきれない 」とコメントした。

 また、マンチェスターCマヌエル・ペジェグリーニ監督は、クラブの公式サイトでマンガラの加入について「新シーズンの前に、マンガラという質の高い選手を獲得でき、うれしく思っている。彼は現時点で優秀な選手で、ヨーロッパで最も優れたDFになれる選手だと私は思っている。それだけの素質がある。フィジカル的にもすぐにプレミアで実績を残せるだろう。試合を読む力もある。我々にとって素晴らしい契約になった」と喜んだ。

 08年、ベルギーのスタンダールでプロとなったマンガラは、同クラブで主力となった後、2011年8月にポルトに移籍。圧倒的なフィジカルを武器にポルトの主力DFとして確固たる地位を築き、同クラブのリーグ2連覇に貢献。また、出場機会なかったものの、フランス代表の一員としてW杯ブラジル大会にも参加していた。【超ワールドサッカー】