プレミアリーグ開幕戦の16日に行われたウェストハム-トットナム戦で、乱入しFKを蹴って逮捕されたジョーダン・ダン(22)が、起訴された。19日付の英サン紙が報じた。

 普段は、ケント州のドーバーにあるホテルで受付をしているという。缶ビール5本を飲んだ後に、ピッチに乱入。警備員を振り切ってFKを左足で蹴り、捕まっていた。乱入について「大したことないよ。つまらない試合だったから、盛り上げようとしたんだ」と話している。

 また、FKが枠内に飛んだことについて、満足している様子。「プロのサッカー選手が蹴ったFKより、僕の方が良かった。僕が蹴ったのは少なくとも枠に飛んでいた。選手たちは週に何千ポンドも給料をもらっているんだよ。僕はまだ時給7ポンド(約1230円)。でも僕の方が良い仕事をする。親友たちは、僕はレジェンドだって言ってる。僕はほろ酔いだったけど、何をしたか知っていた」と言う。

 また、警察署に連行されたときは、署内では警察官たちが動画投稿サイト「ユーチューブ」で、乱入の映像を見ていたという。

 今後は、9月1日に開かれる東ロンドン下級裁判所での裁判に現れる予定になっている。