ACミランの日本代表FW本田圭佑(28)が2日、日本代表に合流するためイタリア・ミラノから帰国した。

 所属する名門ACミランは、欧州の夏の移籍期間が締め切りとなった1日(日本時間2日)に、イタリア代表歴もあるアタランタの背番号10、MFジャコモ・ボナベントゥーラ(25)を完全移籍で獲得した。

 同日、チェルシーからオランダ代表歴もあるMFマルコ・ファンヒンケル(21)の期限付き移籍での獲得も発表している。

 特にボナベントゥーラの移籍は、本田がミラノから成田空港へと移動中に現実味を帯び、一気にまとまった。この間パルマFWビアビアニーの加入が発表後に破談になるなど、本田のライバルを巡る選手の行き来で大きな動きがあった。

 成田空港でこれらの補強について伝え聞いた本田は「ライバルがいっぱい来ますね」と口にした。開幕スタメンを勝ち取り、開幕戦で先制ゴールまで決めても、立場は安泰ではない。次から次へと実力者がやって来る。それが、欧州屈指の名門ミランというクラブの現実。本田はそんな世界で生きている。