今夏、大型補強を敢行したマンチェスターUのアシスタントコーチのライアン・ギグス(40)が、「我々は若手を育てる義務がある」と、今後も若手選手の育成に重きを置くことを主張した。

 今夏の移籍市場でMFディマリアやFWファルカオら即戦力を獲得。総額1億5000万ポンド(約262億円)を費やした。一方、クラブの生え抜きで23歳のイングランド代表FWダニー・ウェルベックをライバルクラブであるアーセナルに放出した。

 今回の補強で若手選手の出場機会が激減すると見られているが、ギグスアシスタントコーチは「クラブの姿勢が変わることはない。クラブの歴史はいつも若手にチャンスを与え、素晴らしいサッカーを披露してきた」と、今後も若手選手にチャンスを与えることを示唆した。

 だが、ウェルベックの退団には「ダニー(ウェルベック)が去ったことは大きな失望だった。生え抜きの選手が退団するのを見たくなかったからね。しかし、我々には若手を育てる義務がある。マンチェスターUのファンが望んでいることだから」と、退団を嘆きつつも今後も若手を育てることを主張した。