今季の開幕前にフランス2部クレルモンの監督職を辞任したポルトガル人女性指揮官のエレナ・コスタ氏が、クラブを離れた理由について語った。

 「Getfootballnews」が14日にコスタ氏のコメントを伝えている。

 今年5月にクレルモンの監督に就任したコスタ氏は、歴史上最も高いカテゴリで指揮を執る女性監督として注目を集めた。しかし、わずか1カ月後にクラブとの契約を解除。その後、クレルモンの指揮官には女性指揮官のコリーヌ・ディアクル監督が就任している。コスタ氏は今回、「Getfootballnews」にクレルモンの指揮官を辞任したことに対する現在の心境を明かした。

 「後悔は全くない。私は100%正しい決断をしたと確信している。指揮官に就任してから、電話が狂ったように鳴っていたわ。気がおかしくなりそうだった。監督に就任してから4日の間、昼夜を問わずに電話が鳴っていた。コロンビアやブラジル、日本から取材の電話が鳴り続けたの。想像できないくらいにね。私はメディアの対応をするためではなく、フットボールの仕事をするために監督の職を受けたの」。

 またコスタ氏は、クレルモンを去った理由について次のように明かしている「自分の考えが組織の意向に沿うものでなかったなら、その人はその組織にいるべきではないし、正しい環境でもない。私は自分自身で決定を下した。現在の置かれた状況とやりたい仕事を考慮して決断した。だから、後悔はしていない」。【超ワールドサッカー】