<ブンデスリーガ:フライブルク2-2ヘルタ>◇19日◇フライブルク

 MF細貝萌、FW原口元気が所属するヘルタが、アウェーでフライブルクと後半ロスタイムの同点ゴールで2-2で引き分けた。

 前半30分にCKからのヘディングで先制されたヘルタは同36分、ゴールほぼ正面22メートルからのFKをDFロニーが左足でゴール右上へ直接決めて同点に追いついた。壁を越える綺麗な放物線を描くシュートに、相手GKは1歩も動けなかった。後半34分に再び勝ち越されたが、同ロスタイムに先制点と同じような位置でFKチャンスを得た。これをロニーが今度はグラウンダーのキック。ボールは壁に当たって大きくはね上がってゴール左へ吸い込まれる奇跡の同点ゴールとなり、土壇場で勝ち点1をもぎ取った。

 殊勲のゴールを挙げたロニーは「2ゴールは良かったが、勝ち点3が欲しかった」と話し、24日ウォルフスブルク戦でのリーグ戦初勝利を見据えた。

 細貝はボランチでフル出場。右肩関節を負傷していた原口は復帰し、左MFで開幕戦以来のスタメン出場。先制点となったFKを獲得し、1-1の後半23分に退いた。

 ヘルタは2分け2敗の勝ち点2で暫定15位。