元イングランド代表DFジョン・テリー(33=チェルシー)の“いい話”が発覚した。24日付インディペンデント紙(電子版)が報じた。

 テリーは10年に元同僚の当時の恋人と不倫をしていたことが発覚し、代表主将を剥奪された。その後、再び主将に就任するも、人種差別発言問で12年にも解任された。また父親はコカイン密売、母親は万引で逮捕されたことがあり、同紙によると「最も人気のない選手の1人」という。

 だが、元チームメートのMFランパードと対戦したマンチェスターC戦(21日、1-1)の次の日に、ファンへ温かいメッセージを送っていた。

 チェルシーファンのルイーズ・ヒートンさんは、最近母親を亡くした。「(写真共有サイト)インスタグラムを通して誕生日おめでとうのメッセージをもらったから、お礼のメッセージをジョン・テリーに送ったの。そしたら、彼がサイン入りのユニホームを送ってくれたのよ」と明かしている。

 テリーからのメッセージは「おはよう。君のお母さんが亡くなったニュースを聞いて心を痛めています。僕の試合ユニホームの1つにサインをして君に送りたいと思っています。君のこの難しいときを私とチェルシーは手助けできたら、私にとって光栄です。君はお母さんから受け継いだものを持ち続ける必要があり、強くなくてはならないけれど、思い出を思って泣くことを恐れないで欲しい。時間が君を癒やしてくれるだろう。たくさんの愛を込めて。僕のユニホームを受け入れてくれるといいと思っています」というものだったという。

 ルイーズさんはツイッターにこのストーリーを投稿。瞬く間に1500回ものリツイートがされた。また、テリーからのユニホームは22日に届いたという。