W杯ブラジル大会でFKなどの際、壁の位置を示すために使用されたバニシングスプレーが、危険?

 27日付のビルト紙が「ブンデスリーガでフリーキックスプレー(バニシングスプレー)を巡って大きな論争を起こしている」と報じた。

 ドイツサッカー連盟の首脳陣が、26日行われた会議で話し合ったという。本来ブンデスリーガでは、第8節(10月17日~18日)でバニシングスプレーの導入が計画されていた。しかし、製品安全試験などを行っているテュフ・ラインランド社の技術基準適合認定において、アルゼンチンから輸入されている泡「9~15フェアプレーリミット」は、ドイツで禁止物質だと発表された。

 それでもドイツサッカー連盟は導入に動いており、ルッツミヒャエル・フレーリッヒ審判局長は「この事実は我々にとっても新しいことで、現在調べている。解決策を見つけられると思っている」とコメント。

 テュフ・ラインランド社の審査によると、ホルモンに何らかの作用があるのではという疑惑があるという。輸入会社のアンドレアス・クレーは「スプレーが口や目に入った時しか問題はない」と主張している。

 バニシングスプレーは、Jリーグでも今季中に導入される予定になっている。