DF内田篤人(26)が所属するシャルケの新指揮官に就任した元チェルシー監督で欧州チャンピオンズリーグ制覇の経験があるロベルト・ディマテオ監督(44)が9日、初練習を行った。10日付のビルト紙が報じた。

 同紙は「選手に指示を出し、改善し、気合を入れる。積極的に選手に働きかけていた」と伝えた。戦術ボードとストップウオッチを手に持ち、首には笛がかかっていたという。

 また、選手のミスを見つけると練習をストップし、自分自身で見本を見せていた。MFケビンプリンス・ボアテング(27)がミスをしても、すぐに繰り返し練習をさせていたことから、同紙は「シャルケのスター選手は100%の集中力で練習をしていた」と報じた。

 初練習を見ようと、練習には1000人のファンが訪れた。チームマネジャーのホルスト・ヘルト氏もオフィスのバルコニーから練習を見学。チームは予定よりも12分早く、ピッチに集まったという。練習は109分間行われた。選手はすぐに控室に戻ったが、ディマテオ監督は20分間、サインや写真撮影に応じていた。クラブ公式ツイッターによると、内田も練習に参加していたという。

 ディマテオ監督は、成績不振により、7日に解任になったイエンス・ケラー氏に代わり指揮をとる。