サッカーの2018、22年両ワールドカップ(W杯)招致に絡む不正疑惑で、国際サッカー連盟(FIFA)倫理委員会の裁定部門トップを務めるエッカート氏は17日、倫理委の調査部門がまとめた報告書の概要と倫理委の結論を、遅くとも11月中旬に発表すると明かした。

 裁定部門は現在、調査部門が75人以上の招致関係者に聞き取りをして作成した数百ページに及ぶ報告書を精査している。FIFAの内外で要求が高まっている報告書の完全公開はしない方針で「法的に困難。報告書で言及された個人の権利も尊重しなくてはならない。適切な形で公表できるように、今、取り組んでいる」と述べた。