欧州チャンピオンズリーグ(CL)でサポーターによる人種差別的行為があったとして、同大会の今季ホーム3試合を無観客で実施する処分が下されていたロシア1部CSKAモスクワだが、21日のマンチェスターC戦で約650人のサポーターが観戦していた。

 22日付の英紙マンチェスター・イブニング・ニューズの電子版が報じた。

 2-2の引き分けに終わったマンチェスターC戦は、無観客試合のはずがCSKAモスクワのサポーターと思われる約650人が観戦。試合開始と同時に応援を始めたという。

 CSKAモスクワの広報はUEFAが配布したチケットだと主張。サポーターと思われる人物については「彼らはスポンサーやパートナーでUEFAから招待されている。クラブからではない」とコメントしている。一方で、UEFAはこの件に関して声明を発表していない。

 この試合のチケットは、欧州サッカー連盟(UEFA)がスポンサー用に300枚。各クラブの関係者にそれぞれ75枚。試合前のセレモニーに参加する子どもたちと両親らに50枚と、メディア用に150枚を配布しているという。