前日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(61)が、4戦不発で地元紙から批判されている日本代表FW本田圭佑(28)を擁護した。10日付のサッカーサイト「トゥット・メルカート」でインタビューに応じた。

 本田について聞かれ「ここ何試合かプレーにかげりが出てきていると言われるが、そうではない」とかばった。

 開幕から7戦6発と好調だったが、最近4戦は無得点でチームも勝ち無し。「彼はこれほど多くのゴールを入れたことはないし、中盤とFW陣をつなぐ選手なのだ。私が日本代表を指揮していたときには、トップ下としてプレーしていた。今は右サイドに慣れなければならない」と話した。

 また「彼は典型的な日本人プレーヤーと異なり、パーソナリティーと強いフィジカルを持っている」と期待を寄せていた。

 またACミランは次節、DF長友佑都(28)が所属するインテルミラノとの“ミラノダービー”となる。どちらのチームも監督として率いたことがあるザッケローニ氏は、チームの現状を分析。

 「ACミランは今、重要な枠組みを見つけようとしているが、インテルミラノに比べて前進しているように見える。ACミランはインテルミラノより焦っておらず、より自信をもっている。インテルミラノはピッチでの確実性を作り上げていかなければならない」と話した。