<トヨタ・クラブW杯:サンロレンソ2-1オークランド>◇準決勝◇17日◇モロッコ・マレケシュ

 初出場の南米代表サンロレンソ(アルゼンチン)が、オセアニア代表のオークランド(ニュージーランド)を延長の末、2-1で下し決勝進出を決めた。

 サンロレンソは前半ロスタイム、左サイドからのDFマスのマイナスのクロスをMFバリエントスが左足で決めて先制。後半22分に同点に追いつかれ延長戦にもつれ込んだが、延長前半3分、MFロマニョーリのゴール前への放り込みからこぼれたボールを、FWマトスが左足で蹴り込んで勝ち越し、終盤のオークランドの攻撃もポストに救われるなどしのいで逃げきった。

 オークランドDF岩田卓也はフル出場した。

 サンロレンソは20日(日本時間21日)の決勝で欧州代表のRマドリード(スペイン)とクラブ世界一を懸けて対戦する。敗れたオークランドは3位決定戦を北中米カリブ海代表のクルスアルス(メキシコ)と戦う。

 5、6位決定戦はアフリカ代表のセティフ(アルジェリア)がアジア代表のウェスタンシドニー(オーストラリア)との2-2からのPK戦を5-4で制した。