<ブンデスリーガ:レーバークーゼン1-1フランクフルト>◇20日◇レーバークーゼン

 フランクフルトは守りで高い集中力を見せた。勝ち点1にMF長谷部誠(30)は「後半は難しいゲームだった。アウェーでレーバークーゼンに引き分けは悪くない」と不満はなかった。

 最近の布陣で、守備的MFを任される長谷部の貢献度は高い。「チームがいい形で攻撃につなげられるように」と心がけ、競り合いで勝った数はチームトップだった。

 ことしは右膝の手術を2度受け、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会では惨敗した。だが、新天地で不可欠な存在となっている。「いろんなことがあったが、それが自分の人間性を高めてくれていると思う。そういう意味では非常にいい経験ができている」と充実した表情で語った。