アジア杯で日本と戦うヨルダン代表のFWアハマド・ハイル(31)が、16日のパレスチナ戦に出場できない見通しとなった。

 同FWは初戦のイラク戦後、ドーピング検査中に嘔吐(おうと)。低体温症と低血圧で、検査を完了せずに半昏睡(こんすい)状態でホテルへ戻った。ヨルダン協会は室温の低さと、塩分や電解物質が与えられず、十分な医療行為がなかったことを批判。アジア連盟へ不服申し立てを行った。

 ハイルは14年W杯ブラジル大会アジア予選では日本戦で決勝ゴールを挙げるなど活躍。20日の日本戦にも出場できなくなれば、日本にとってはアドバンテージとなる。