米MLSのモントリオール・インパクトは、スタンダール(ベルギー)のベルギー代表DFローラン・シマン(29)を3年契約で獲得することが決まったと公式サイトで発表した。

 シマンは日本代表GK川島永嗣(31)と日本人FW小野裕二(22)が所属するスタンダールで、今季これまで21試合に出場するなど主力としてプレー。昨年のW杯ブラジル大会の本登録メンバーにも選出されていた。

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)によれば、同選手は自閉症の娘に最先端の治療を受けさせるために移籍を決断。スタンダールとシマンの契約は2017年まで残っていたが、クラブが選手の要望を受け入れてこれを解除し、移籍が可能となった。

 また、シマンはMLSが採用するサラリーキャップ制の範囲外となる特別指定選手としてではなく、通常の契約でモントリオールに加入するため、スタンダール在籍時よりも大幅な減給となるという。【超ワールドサッカー】