バルセロナFWロナウジーニョ(28)のACミラン移籍が決定的になった。代理人の実兄アシス氏が10日にスペインからミラン関係者とともにイタリア入りし、「私と弟が行きたいのはミランだけ。それがダメならバルサに残る」と断言。既にバルセロナ側から放出の意向を伝えられており、移籍が事実上決まった。
前日にはバルセロナのベギリスタイン統括部長とミラン関係者、アシス氏が下交渉し、バルサ側は移籍金3000万ユーロ(約48億円)を提示。ミラン側はかねて2000万ユーロ(約32億円)を提示しているため、今回のアシス氏のイタリア入りは金銭格差を詰めるためのようだ。同氏は11日午後にガリアーニ副会長と並んでテレビ取材を受け、「ロニーはバルサとの問題を解決しようと努力している。しかし、重要なことは本人が幸せであること。(ミランとの)交渉がはっきり決まるまで、もう少しの辛抱が必要だろう」と答えた。
またミランのベルルスコーニ会長はテレビの討論番組で「いいニュースが入ってきた。バルサが売りに出すと聞いた。唯一取りにいくのは、我々ミランだろう」と大胆にも発言。獲得に興味を示す宿敵インテルの動向を横目でにらみつつ、早くも「勝利ラッパ」を高らかに鳴らした。
当のロナウジーニョは故障を理由に3月上旬から離脱する。最近になってクラブは「右太もも裏の負傷で今季絶望」と発表したが、ある幹部は「実は負傷していないが、夜遊びなど素行不良で干されている選手がいる」と爆弾発言。メディアからも「負傷離脱」に懐疑的な声があがっている。ロナウジーニョはスペインを追われる形で、イタリアに新天地を定めるようだ。(波平千種通信員)


