<W杯予選:ブラジル0-0アルゼンチン>◇18日(日本時間19日)◇ブラジル・ベロオリゾンテ

 ブラジルがアルゼンチンと0-0で引き分けた。消極的な作戦で敗れたパラグアイ戦(15日)の反省から、ドゥンガ監督(44)は攻撃的な選手を多く起用したが、7年ぶりの3戦連続無得点に終わった。ホームで宿敵相手に復活のきっかけをつかめず、順位も4位のまま。チームへの批判は強くなるばかりだ。首位パラグアイは、ボリビアに2-4で敗れ、6戦目で初黒星(4勝1分け)を喫した。

 攻め方を忘れたブラジルが、5万2000人のファンからブーイングを浴びた。得点機なく交代したFWアドリアーノに「のろまなロバめ!」、ドゥンガ監督にも「さよならドゥンガ」と怒号が上がった。一方でアルゼンチンFWメッシのプレーには称賛の拍手。どちらのホームか分からなかった。

 完封負けしたパラグアイ戦の反省を生かし、ドゥンガ監督は中盤に攻撃的なアンデルソンを起用した。だが結果は01年以来の3試合ゼロ行進。ピッチ上の連係だけでなく、ファンとの歯車もかみ合わない。「私が批判されるのは構わない。でも選手が声援を必要としているとき、ファンがブーイングを始めるなんて」。監督の的外れな批判が、迷走ぶりを象徴していた。