チェルシーから復帰したFWシェフチェンコが25日、ACミランの練習に合流した。ガリアーニ副会長は「この世界でバロンドール(世界最優秀選手)選手が3人もそろっているのは、ミランだけだよ」と誇らしげに話した。カカ、ロナウジーニョとの超大物トライアングルの完成。しかし、アンチェロッティ監督が「シェバ(愛称)の復帰はマスコミから知った」と漏らしたように、完全にフロント主導の補強だった。
「世界中のアイドル」ロナウジーニョ獲得も、フロント陣の意向が大きかった。MFシードルフは、公然と「今のミランにロナウジーニョは必要ない」と言い切った。昨季クラブW杯で世界一に輝いたとはいえ、世代交代が今季最大のテーマだった。だが、40歳マルディーニを残留させた上に、絶頂期を過ぎた人気選手の獲得に走った。一方で昨季、鮮烈デビューしたユース出身の18歳FWパロスキが、レンタル移籍させられそうな状況だ。
フロントの「英断」が奏功し、年間パスの売れ行きは絶好調だ。現在3万8072枚を売り、昨年の同時期を2000枚ほども上回った。ただし、メンバー構成をみれば、バランスの悪さは一目瞭然(りょうぜん)。昨季5位で欧州CLへの道を絶たれたミランに、今季もイバラの道が待っている。(波平千種通信員)


