130兆円新生マンC金星稼げず/プレミア
<プレミアリーグ:チェルシー3-1マンチェスターC>◇13日◇マンチェスター
UAEの投資グループが買収した新生マンチェスターCが、チェルシーとの「金満ダービー」に1-3で完敗した。約65億円の移籍金で獲得したFWロビーニョ(24)が直接FKから先制点を奪ったが、地力の差を見せつけられて逆転負け。カネに糸目をつけぬ豪腕経営で「金星」の期待が高まっていたが、結果までは買えなかった。また、注目の一番は、リバプールがマンチェスターUに2-1の逆転勝ちを収めた。
前半13分、新生マンCの象徴ロビーニョが先制ゴールをたたき込んだ。スタンドには「カネならオレたちの方が持っているぞ」の幕が躍り、中東の民族衣装ターバンを巻いた若者が歓喜の声を上げる。世界一リッチなリーグの代名詞、アブラモビッチ・オーナー率いるチェルシー目掛け、挑発的な言動を繰り広げた。
この試合のため、南米からチャーター便を飛ばした。W杯予選を戦ったロビーニョ、エラーノらを予定より半日だけ早く連れ戻すため、15万ポンド(約2900万円)をポンと支払った。意気に応えるように、新エースが名刺代わりの1発だ。しかし、チーム力の差は覆しようがなく、3分後に追いつかれると、後半さらに2失点。ピッチ内での両者の差は、歴然だった。
先月31日、UAEの投資グループ「ADUG」が、低所得の労働者が支持する同クラブを買収した。総資産は推定130兆円。チェルシーのアブラモビッチ・オーナー(推定2兆円)の60倍以上だ。C・ロナウド獲得にも意欲を示し、その提示額は2億4000万ドル(約264億円)という。
ヒューズ監督は「結果は残念だが、内容を反映するフェアな結果だったと思う。しかし、このチームはまだまだ磨きをかけることができる」。中東の巨額マネーを背景に、マンCが本気で世界一を狙っている。(春日洋平通信員)
[2008年9月15日9時13分 紙面から]
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