マンチェスターUのMFクリスティアーノ・ロナウド(23)が8日、練習に向かう途中、愛車フェラーリで衝突事故を起こした。マンチェスター警察によると、午前10時20分ごろ、英チェシャー州のマンチェスター空港近くのトンネル内で自ら運転する車を壁にぶつけ、助手席側を大破させた。C・ロナウドにケガはなく、後ろを走っていたGKファンデルサールも無事だった。

 検査でアルコール反応は出なかったが、事故の原因について警察が調査中。目撃者は「車がまっすぐ壁につっこみ、左前輪のタイヤが吹っ飛んだ。男は動揺してた」と証言した。一方でクラブの広報担当は「ロナウドは午前練習に参加し、通常メニューを元気にこなした」と声明を出した。

 スピードが売りのC・ロナウドは、カーマニアとしても有名だ。この5年間で車に投じた資金は推定223万4000ポンド(約3億380万円)。87万5000ポンド(約1億1900万円)のベイロン、34万ポンド(約4600万円)のロールスロイスなどに加え、昨秋14万ポンド(約1900万円)でベントレーも購入。今回大破させたフェラーリ「F430」は13万ポンド(約1760万円)という。

 自らの象徴というべき愛車の無残な姿が、衝撃の大きさを物語っていた。

 [2009年1月9日8時41分

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